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何故生きなければならないのか / 何故自殺してはいけないのか


 ショウペンハウエルが「自殺について」の中で、自殺が唯一その他の事物と比較して全然違うのは「実験できないことである」と言っていたかどうか定かではないが、言っていたような記憶がある。とりあえず彼がそんなことを著作のどこにも書いていないようだったら私がそんなことを言っていたということにしてほしい。  とにかく21世紀初頭、自殺したい人間が多い中ではある。これは悲痛な世の中の事実ではなく、むしろ流行り病...

2022.08.14

天城越えと超人論思想


 世の中には全く努力したことがない人がいるのである。その反対に概して金持ちは非常によく努力しているのである。彼等は努力する時間と余裕があり、そのおかげで人並みならぬ努力を豊富に行っているのだ。しかしだ。貧乏人は努力をする機会が全くないのである。私に言わせると努力というこの不思議な言葉は現在は金や時間で代替できる代物であって、努力は金で買えるという真理に尽きるのではないかと思っている。ですから、努力...

2022.08.11

地球上で生きている生命の目的


 究極的な話でいうと生きている目的は何であるのか?という話は相対的に下品な話であると思うのです。人間の営みという全体性でみると人生の目的、翻って生命それ自体は何のために生きているのかという問いは猥褻且つ下品であるというのが私の見解だ。厭らしい(イヤラシイ)のである。そして、その下品な行いを少なくとも誰でも行いたくなってしまうというのが、この生命の存在意義とか何故生き続けなければならないのかというこ...

2022.08.09

何故、私は生きているのか


 宇宙の話をすると嫌がる女の子がいたのである。現在の宇宙理論の中では宇宙がどういう構造をしているとか、多元宇宙論(マルチバース)など様々な説があり、それらは日々観測や計算によって証明されつつある。そういう壮大な途方もない話を聞いていると死にたくなるのだそうだ。なかなかおもしろい希死念慮ではないか。そういうことを聞くと私はもっと話を聞かせたくなるたちなので、ありとあらゆる私の知識をお披露目して「いや...

2022.08.05

Poisoning symptoms life


 すこぶる表現しづらいのであるが、人間は基本的に中毒症状の中で生きているのだと思う。千葉雅也@masayacbaさんが言うように「働かなくてよい社会が人間に幸せを約束すると...

2022.07.22

こころと脳の哲学入門


 とりわけ現代思想で取り上げられる問題は「認識」についてである。これ以外のテーマを哲学や現代思想で取り上げないこと自体が難しい。というのも科学的にアプローチしても文学的に切り込んでみても、いずれにしろ私達が作り上げるすべての事物は人間のこころに関連しているからだ。この宇宙のすべての事象が脳がどのように認識するのかというこころの問題に起因していると考えられるわけである。例えばカント以前の哲学では、す...

2022.07.17

還元論的自然主義


自然主義なんていう言葉の柔らかさに比べて哲学での自然主義はわりとラディカルだ。人間のこころや意思を含めた一切の自然界 - つまりこの宇宙全体 - の現象は自然科学の方法で説明できるという立場のことだ。雑に言ってしまうとすべては物質の物理現象で成立していると信じているという主義(sm)である。これはつまり翻って、この自然界に対する現象が科学的な説明を一切行えていないということでもある。哲学という物々...

2022.06.27

哲学という考え方


哲学という言い方はやや古い。かつて哲学と言われていたこの言葉の指す現代の言葉は概ね「思想」という言葉に置き換えられている。現代哲学は現代思想と等価である。しかし「思想という考え方」というタイトルは意味が通らない。何故かというと思想は考え方そのものを問うているので、奇妙なトートロジーになってしまうからだ。しかしながら哲学という言葉はまだ死んでいるわけでもない。なぜなら誤解を含めた諸々の意味が垢のよう...

2022.05.27

Open sourceという考え方


On sorcとは何か On sourcという言葉をご存知の方もいるかと思いますが、現在のwbシステムのOSを含め、ミドル・ウェアやデータベースなど殆どのシステムがオープンソースという名の下に自らのソースコードを公にしています。プロ、アマを問わずに誰でもそのシステムのソースコードを読むことができ、場合によってはそのソースコードに改良を求めることができます。またそのソースコードに手を加え再配...

2022.05.10

世の中は差分と差分による機能の分析/解析とその実行でしかない


殆どの分野が差分解析とその結果による機能や効能の実証と実行でしかないのかもしれないと思って驚いてしまったことがある。 癌の遺伝子治療というものがある。癌の原因となっている分子(タンパク質)やその基となる遺伝子の解明が進み、このような分子や遺伝子などに働く「分子標的薬」を使うことができる。これらの治療はそもそものゲノムの解析が進みその中の塩基配列が癌になっている人と癌にならない人のゲノムの差分を事細...

2022.03.03