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WEBマーケティングの基礎


 誰かがあなたのサイトに訪れました。記事を読むのか、何かしらのお買い物をするのかはわかりませんが、その誰かが何かしらの目的でサイトに訪れていると考えると、その誰かは何かしらの価値を持ち帰っていることになる。その価値によって訪問者は何かしらのアクションを起こすのだろう。
あなたのサイトの価値をどのように広く・正しく・効率的にデリバリーするかというのがWEBマーケティングの基礎であると思って貰えればよいと思います。実際そういう意味では、通常のマーケティングと相違ないことになります。STPや4P戦略などの典型的なものを学んでおけば問題ないと思います。ここでは本来、書籍1つでも書けるのではないかというような内容記載することになるので、ひとつひとつセクションにわけて説明してゆきます。

STP

  1. S=セグメンテーション
  2. T=ターゲット
  3. P=ポジショニング

4P

  1. Product(製品)戦略
  2. Price(価格)戦略
  3. Promotion(プロモーション)戦略
  4. Place(流通≒チャネル)戦略

セグメンテーション - 市場を細分化する

 どこに売るのか、WEBマーケティングで言えばどんな客層が訪れるのかといったものを細分化します。逆に言えばどの市場に対してアプローチしないべきかといった観点と言ってもよいと思います。アダルトグッズの販売会社が幼児や児童を対象にしても意味がなく、また高齢の老人に対してアプローチしても意味がないかもしれません。(意味があるかもしれません。。。)自社の商品や自身の売りがどのマーケットに対して有効かを細分化してゆきます。
 変数となるものは、年齢・国・季節・時間・性別など様々なものが考えられます。またこれらの変数のマトリクスとして考えてセグメンテーションを考えます。代表的なものとして、

  • 大都市や田舎町などを含めた国・都市・地域などの地理的な変数。地理的変数(ジオグラフィック変数)
  • 性別や年齢・家族構成・職業・収入といった人口動態に関連する特性。人口動態変数(デモグラフィック変数)
  • 価値観や嗜好性、性格といった心理的な状態に関連する特性。心理的変数(サイコグラフィック変数)
  • 行動変数(ビヘイビアル)人の行動パターンに関連する特性。

 タバコ関連の商品であったら当然喫煙者が対象になるだろうし、喫煙者のうち若年層を対象にするのか壮年層を対象にするのかで違ってくるはずです。マーケットが日本以外であることもあるでしょう。提供するサービスや商品によってセグメンテーションは変わってくるはずです。



2022.07.13