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Vue.jsを使う
Vue.jsはフレームワークなんだかライブラリーなんだか、JSとはもはや別言語のネオJSなのかみたいな感じで使い方やペストプラクティスがごまんとあるので、基本的なところから地味にやってゆくのがベストです。基本的にはJSなのですが、各所でお作法が違ってきます。私個人の感想としてはかなりよくできたフレームワークだと思いますが、やはり一長一短といったところです。 jQueryを長らく使ってきた人にとっては動的なアニメーションや画面の動きを表現するのにはCSS3と連動しなくてはいけないという冗長さを感じるだろうし、バニラJSでやってきた人にとっては書き方が簡素すぎて気持ち悪いといった感じでしょう。とはいえ、私の判断ではReactよりもVue.jsを選択するし、断然推します。
Vue.jsの呼び出し
ライブラリなので、普通にVue.jsをコールします。本家のドキュメントに最新バージョンが載っていると思うので、そこから収集した方が確実です。はじめに
開発用
<script src="https://cdn.jsdelivr.net/npm/vue@2/dist/vue.js"></script>
本番用
<script src="https://cdn.jsdelivr.net/npm/vue@2"></script>
npmやwebpackでコンパイルする方法はここでは割愛します。私的には開発する環境が様々なのと、スピードを考えるとこれらのJSファイルをローカルにもたせてコールする方がよいだろうなと考えています。またPythonやPHPなどと組み合わせて使っている場合は、env()などで開発用のvue.jsと本番用のvue.jsを使い分けるのが懸命だと思います。
また開発ではChromeを使う場合、アドオンの「Vue.js devtools」をインストールしておくとよいです。
準備ができたら早速以下を書いてみましょう。公式ページにもあるサンプルです。「Hello Vue!」が表示されていればOKです。
<!DOCTYPE html>
<html lang="en">
<head>
<meta charset="UTF-8">
<meta http-equiv="X-UA-Compatible" content="IE=edge">
<meta name="viewport" content="width=device-width, initial-scale=1.0">
<script src="https://cdn.jsdelivr.net/npm/vue@2.6.14/dist/vue.js"></script>
<title>Document</title>
</head>
<body>
<div id="app">
{{ message }}
</div>
<script>
var app = new Vue({
el: '#app',
data: {
message: 'Hello Vue!'
}
})
</script>
</body>
</html>
どんどん学習をすすめていけばわかることではありますが、vue.jsの基本はidで指定した領域にのみvue.jsの効力を発揮するというところにあります。jQueryのようにDOMの指定がないのが特徴です。idで指定された部分はvue.jsのオブジェクトの一部として扱うことができるというわけです。この例ではdataに設定した変数を{{ message }}
で受けて表示することができます。
このdataの内容をリアルタイムに切り替えてゆくというがvue.jsの仕事になってきます。
よくつかう雛形としてはこんな感じになります。