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還元論的自然主義


自然主義なんていう言葉の柔らかさに比べて哲学での自然主義はわりとラディカルだ。人間のこころや意思を含めた一切の自然界 - つまりこの宇宙全体 - の現象は自然科学の方法で説明できるという立場のことだ。雑に言ってしまうとすべては物質の物理現象で成立していると信じているという主義(sm)である。これはつまり翻って、この自然界に対する現象が科学的な説明を一切行えていないということでもある。哲学という物々...

2022.06.27

哲学という考え方


哲学という言い方はやや古い。かつて哲学と言われていたこの言葉の指す現代の言葉は概ね「思想」という言葉に置き換えられている。現代哲学は現代思想と等価である。しかし「思想という考え方」というタイトルは意味が通らない。何故かというと思想は考え方そのものを問うているので、奇妙なトートロジーになってしまうからだ。しかしながら哲学という言葉はまだ死んでいるわけでもない。なぜなら誤解を含めた諸々の意味が垢のよう...

2022.05.27

Open sourceという考え方


On sorcとは何か On sourcという言葉をご存知の方もいるかと思いますが、現在のwbシステムのOSを含め、ミドル・ウェアやデータベースなど殆どのシステムがオープンソースという名の下に自らのソースコードを公にしています。プロ、アマを問わずに誰でもそのシステムのソースコードを読むことができ、場合によってはそのソースコードに改良を求めることができます。またそのソースコードに手を加え再配...

2022.05.10

性暴力に関して思うこと


性暴力”裁判 被害女性が語った15分のことばを読んで思いたることがいくつかあった。一つは非常に軽度なことで、もう一つは非常に重度な事柄だ。 私達の感覚は人を介して変換されるように出来ている。ある心理学者は転移と呼び、ある心理学者は投影と呼...

2022.04.19

ネットワークと無


おそらくこの広い宇宙の中には地球と同等の水を蓄え、生物が存在する惑星が存在するとかしないとかいうお話は、あるかもしれないし、ないかもしれないということになる。それ以外に判断しようがないからだ。これは物理的な世界での話だが、これが仮に幽霊の話であってもたいして変わらない。いるかもしれないし、いないかもしれない。有無といういうことを問題にすると、見たことも聞いたことも触ったこともないものは無、つまり存...

2022.02.19

人間の距離・空間・場所


女性と話をする中で非常に不思議に思うことのひとつに「男性の不快さ」いうものがある。私自身は男性だが、街を歩いていて男性自身が不快に思う機会や対象というのは非常稀である。この女性が語る不快さは男性からみれば「本当にそんなことあるの?」といった感想を抱くことになる。女性は(特に若い女性は)街を歩いているだけで不快な思いをすることがたびたびあるということなのだ。 待ち合わせ時に駅前に立っているだけの数分...

2022.01.31

身体操作の方法 01 (呼吸を整える)


 人間の器官には意識の云々の関わらず自律的に運動し続ける器官(消化器官や心臓など)と自身の意識的な選択で制御できる器官(反射時ではない場合の筋肉など)があります。それらの両方の機能を兼ね備えている唯一の器官が肺、つまり呼吸器官です。呼吸を止めようと思えば止めることができますが、それを意識しないときは勝手に呼吸をし続けるというわけです。人間の身体の無意識的な機能と意識的な機能の両方にアクセスできるの...

2022.01.30

異様に興奮するものを想起してみる


 これまでの記憶の中で異様に興奮したものをひとつひとつ丁寧に列挙してみる。その興奮はポジティブなものもあれば、おそらく非常にネガティブなものもあると思う。そういったものを想起するときは、可能な限り静かで暖かくてゆっくりと落ち着いた時間がよい。そしてできるだけ長い時間をゆっくり過ごせるバケーションや連休といった日だ。 「興奮する」という現象はおそらく人間にとって最も原始的な感覚であるが、私達はさもす...

2022.01.30

外から見ている人とすでにその中にいる人


Wr mt Ungurn kämft, mag zusn, dass r nct dab zum Ungur wrd. Und wnn du ang n nn Abgrund bckst, bckt dr Abgrund auc n dc nn.quot 怪物と戦う者は、その過程で自分自身も怪物になることのないように気をつけなくてはならない。 深淵をの...

2022.01.16