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哲学という考え方


哲学という言い方はやや古い。かつて哲学と言われていたこの言葉の指す現代の言葉は概ね「思想」という言葉に置き換えられている。現代哲学は現代思想と等価である。しかし「思想という考え方」というタイトルは意味が通らない。何故かというと思想は考え方そのものを問うているので、奇妙なトートロジーになってしまうからだ。しかしながら哲学という言葉はまだ死んでいるわけでもない。なぜなら誤解を含めた諸々の意味が垢のよう...

2022.05.27

サンタクロースを知っているか


最初はサンタクロースを信じている。やがてサンタクロースは自分の両親であると知る。両親は子供がサンタクロースを信じていると思って夜な夜な枕元にプレゼントを置く。子供はもう気がついているが信じているフリをする。両親もそれに気がついているが、お互いにサンタクロースがいるということにして過ごす。 こういう場合、サンタクロースは事実存在しないと言いたがる人間がいるということだ。サンタクロースはいなくていいだ...

2022.05.21

Open sourceという考え方


On sorcとは何か On sourcという言葉をご存知の方もいるかと思いますが、現在のwbシステムのOSを含め、ミドル・ウェアやデータベースなど殆どのシステムがオープンソースという名の下に自らのソースコードを公にしています。プロ、アマを問わずに誰でもそのシステムのソースコードを読むことができ、場合によってはそのソースコードに改良を求めることができます。またそのソースコードに手を加え再配...

2022.05.10

情報の価値 希少性 / 汎用性 / 大衆性


インターネット上の情報の価値の殆どは検索エンジンに依存している。もし仮に検索エンジンに依存していないとすれば、そのインターネット上の情報は古きよき時代のように口コミや雑誌広告などの旧来の方法でしか広める手段がない。インターネット上にある情報の価値はすべて大手の検索エンジンに委ねられていることになる。これはリベラルな立場からするとある種の言論統制のように見えるし、おそらく広い意味での言論統制であるこ...

2022.04.12

性産業の2022年以降の考察


熱力学の第二法則では「エントロピー増大の法則」というものがあるんですが、物理的な詳細を端折ると、ここで僕がいわんとしていることは、エネルギーの方向性の不可逆性、つまりそのエントロピーが最大になったときのエネルギーが決して元に戻ることがないという法則のことで、ここでは文化の成長がある一定のところで成長が停滞してしまうということを「エントロピー増大の法則」から引用して取り上げたいというわけです。 冷た...

2022.04.05

情報化社会はそれほど情報化社会にならない言説


リアルタイムのコアな情報はインターネットには出ることがない。その情報自体で何が語られているのかを詳細に特定できるからである。当たり前の話だが戦争中の軍隊の進軍情報など詳細なものがインターネットにリアルタイムで載る筈がない。もしかしたら一瞬載ってしまうかもしれないが、その後、某かの権力に削除されるだろう。またあるいはそれはご情報かもしれない。 そういう意味で情報とは何かということを情報化社会真っ只中...

2022.03.17