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天城越えと超人論思想


 世の中には全く努力したことがない人がいるのである。その反対に概して金持ちは非常によく努力しているのである。彼等は努力する時間と余裕があり、そのおかげで人並みならぬ努力を豊富に行っているのだ。しかしだ。貧乏人は努力をする機会が全くないのである。私に言わせると努力というこの不思議な言葉は現在は金や時間で代替できる代物であって、努力は金で買えるという真理に尽きるのではないかと思っている。ですから、努力...

2022.08.11

還元論的自然主義


自然主義なんていう言葉の柔らかさに比べて哲学での自然主義はわりとラディカルだ。人間のこころや意思を含めた一切の自然界 - つまりこの宇宙全体 - の現象は自然科学の方法で説明できるという立場のことだ。雑に言ってしまうとすべては物質の物理現象で成立していると信じているという主義(sm)である。これはつまり翻って、この自然界に対する現象が科学的な説明を一切行えていないということでもある。哲学という物々...

2022.06.27

哲学という考え方


哲学という言い方はやや古い。かつて哲学と言われていたこの言葉の指す現代の言葉は概ね「思想」という言葉に置き換えられている。現代哲学は現代思想と等価である。しかし「思想という考え方」というタイトルは意味が通らない。何故かというと思想は考え方そのものを問うているので、奇妙なトートロジーになってしまうからだ。しかしながら哲学という言葉はまだ死んでいるわけでもない。なぜなら誤解を含めた諸々の意味が垢のよう...

2022.05.27

サンタクロースを知っているか


最初はサンタクロースを信じている。やがてサンタクロースは自分の両親であると知る。両親は子供がサンタクロースを信じていると思って夜な夜な枕元にプレゼントを置く。子供はもう気がついているが信じているフリをする。両親もそれに気がついているが、お互いにサンタクロースがいるということにして過ごす。 こういう場合、サンタクロースは事実存在しないと言いたがる人間がいるということだ。サンタクロースはいなくていいだ...

2022.05.21

Open sourceという考え方


On sorcとは何か On sourcという言葉をご存知の方もいるかと思いますが、現在のwbシステムのOSを含め、ミドル・ウェアやデータベースなど殆どのシステムがオープンソースという名の下に自らのソースコードを公にしています。プロ、アマを問わずに誰でもそのシステムのソースコードを読むことができ、場合によってはそのソースコードに改良を求めることができます。またそのソースコードに手を加え再配...

2022.05.10

情報の価値 希少性 / 汎用性 / 大衆性


インターネット上の情報の価値の殆どは検索エンジンに依存している。もし仮に検索エンジンに依存していないとすれば、そのインターネット上の情報は古きよき時代のように口コミや雑誌広告などの旧来の方法でしか広める手段がない。インターネット上にある情報の価値はすべて大手の検索エンジンに委ねられていることになる。これはリベラルな立場からするとある種の言論統制のように見えるし、おそらく広い意味での言論統制であるこ...

2022.04.12

性産業の2022年以降の考察


熱力学の第二法則では「エントロピー増大の法則」というものがあるんですが、物理的な詳細を端折ると、ここで僕がいわんとしていることは、エネルギーの方向性の不可逆性、つまりそのエントロピーが最大になったときのエネルギーが決して元に戻ることがないという法則のことで、ここでは文化の成長がある一定のところで成長が停滞してしまうということを「エントロピー増大の法則」から引用して取り上げたいというわけです。 冷た...

2022.04.05

情報化社会はそれほど情報化社会にならない言説


リアルタイムのコアな情報はインターネットには出ることがない。その情報自体で何が語られているのかを詳細に特定できるからである。当たり前の話だが戦争中の軍隊の進軍情報など詳細なものがインターネットにリアルタイムで載る筈がない。もしかしたら一瞬載ってしまうかもしれないが、その後、某かの権力に削除されるだろう。またあるいはそれはご情報かもしれない。 そういう意味で情報とは何かということを情報化社会真っ只中...

2022.03.17

人間の距離・空間・場所


女性と話をする中で非常に不思議に思うことのひとつに「男性の不快さ」いうものがある。私自身は男性だが、街を歩いていて男性自身が不快に思う機会や対象というのは非常稀である。この女性が語る不快さは男性からみれば「本当にそんなことあるの?」といった感想を抱くことになる。女性は(特に若い女性は)街を歩いているだけで不快な思いをすることがたびたびあるということなのだ。 待ち合わせ時に駅前に立っているだけの数分...

2022.01.31